耳鼻咽喉科で働く看護師の仕事内容は、主に次の6つです。
まず1つ目は、医師の診察介助です。診察をスムーズに進められるように、患者の誘導や医療機器の準備を行います。患者が小さな子どもの場合は診察中に動くととても危険なので、動かないように体を押さえる役目を果たすこともあります。
2つ目は、各種検査です。とくに耳の聞こえにくさを理由に来院した患者の聴力検査は診断のために欠かせないものなので、看護師が責任を持って検査を行います。
3つ目は、医療機器の使い方を患者に指導することです。吸入が必要な患者には吸入器の適切な使い方を指導したり、鼻詰まりの患者には鼻洗浄器具の取り使い方の説明をしたりします。
4つ目は、注射や採血です。他の科と同じように、耳鼻咽喉科においても看護師が行います。注射を怖がる子どもが多く来院するので、注射や採血を終えたら「よく頑張ったね」と褒めるのも仕事のうちです。
5つ目は、医薬品やその他の物品の発注です。医療現場ではどこも人手不足が深刻化しており、耳鼻咽喉科においても例外ではありません。そのため、看護師が在庫管理を行い、医薬品などの発注まで行うこともあります。
最後に6つ目は、医療機器の洗浄や滅菌作業です。患者に使用した後の医療機器の洗浄や滅菌を業者に委託している医療機関もありますが、医療機関内で専用の機器を使用して行っているところもあります。その場合、看護師が使用済みの医療機器の洗浄や滅菌を行い、診察時に再び使用できるようにします。
耳鼻咽喉科は、専門性を高めたい人にはもちろんほとんど夜勤・残業が無いため、プライベートを重視したい人に最適な職場です。もし関心があるのなら、ぜひ詳細を調べてみると良いでしょう。