学生から看護師になり、5年以上のキャリアを積むと、一般的におよそ20代後半から30代あたりの年齢層になります。人生の転換期でもあるこの年齢で結婚や出産などを経験する人は少なくありません。

パートナーの理解もありますが、そのタイミングで看護師の仕事は休むか退職をしなくてはなりません。産休を経て同じ職場に戻ってくる人もいますが、子育てをしながら産前と同じ仕事ができるかというとかなりハードです。

せっかく取得した資格とキャリアは自分自身の財産です。しかし子どもが生まれたり、パートナーの都合で転勤になった時などは「以前と同じ働き方は難しい」というケースに陥ります。そこで、考慮した方が良いのが、看護師の専門知識を活かして知識を生かせる病院以外の職業を探します。この辺りのキャリアプランは、その時になるとなかなか時間に追われて考えられないので、できれば看護師になった時点でいろいろと計画しておくといいでしょう。

看護師の資格を活かせる病院以外の職場には、介護保険施設や養護施設、訪問看護ステーションなどがあります。これらの職場は病院と比べると比較的定時に帰ることができるため、子どもがいても続けられる仕事です。企業の産業医やヘルスケアのコールセンターなどは看護師の資格があると優遇されるところもあります。

その他、在宅ワークも探すこともできます。時間に縛られたくないのなら、仕事の一つにライターとして記事を書くことも一つの働き方といえるでしょう。